事業報告書
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設立の趣旨
この法人は、東南アジアの労働者に対して、日本の技術の伝授及び習得の支援を行い、また、東南アジアの恵まれない人々に対して、経済的及び精神的な支援を行い、東南アジアの社会の発展に貢献するとともに、日本と東南アジア諸国間の国際協力と親善交流に寄与することを目的として設立しました。
現在多くのNPOは、東南アジア諸国においてお金・教育・医療等の支援を行っておりますが、彼等の生活が実際に改善されているのかを考えますと疑問に思います。一時的な支援をしても彼等の生活はもとに戻ってしまいます。私たちは、単にモノやカネを与えるのではなく、東南アジア各国の生活水準を上げるための根本の部分に対する支援を行うことで、貧困格差を少しでも是正できるのではないかと思いました。
そこで我がNPOは短期、長期にわたり東南アジアの第一次産業である農林水産業の底上げを計るための教育、支援を行います。例を上げますと、米を主食とするフィリピン国ですが、国別の米の輸入量を見てみますと同国は現在世界で1番の輸入国と言われております。それは、国内では2期作、3期作が可能であるのに、生産高が低いためです。そして、その原因は、苗や種米の購入に充てるべきお金がすべて生活費に回ってしまうからなのです。田舎の方では、年間の1軒当たりの平均収入は、8万ペソ〜12万ペソ(およそ16万円〜24万円)[レート換算:100円=50Php]であり、朝早くから暗くなるまで長時間働いても収入は低いのです。ちなみに、米1kgあたりの小売販売価格は24〜55Php(およそ48円〜110円)です。農業従事者の年間所得の低さには驚きます。また、我が国のように米の生産に対して補助などはありません。農業関係に従事する者たちの米の生産高を向上させることにより、フィリピン国内にお米が回り、輸入が減少され、国全体が向上していくのではないかと思います。
我がNPOは、日本から農業従事者を派遣し、現地の農家を教育、育成し、また東南アジア諸国の農業従事者を日本国内に呼び、技能を学ばせ、帰国後学んだ経験を生かし、農業の生産高の向上に寄与させたいと思います。
2002年にフィリピン国レイテ島に観光に行った時、ストリートチルドレンと出会い、子供たちの生活環境の酷さをみて、何か支援ができないかと考え、現地の住民にも協力を頂き自費でハウスを建て子供たちを受け入れました。戸籍がない子どもが多く、役場の協力もいただき支援をしてきたのですが、個人で支援するには、あまりにも微力で限界を感じました。しかし、子ども達のことを考えると辞めるにやめられず頑張ってまいりましたが、折からの不況により、資金面が底をつき、やむを得ず閉館しなければならない状況になってしまいました。
個人での援助には限りがあるため、団体として活動し、現地の状況を多くの方に知っていただき賛同を得ることで、継続して多くの子供たちを援助することができると思っております。
このようなフィリピンをはじめとする東南アジア諸国の現状を踏まえ、東南アジアの人々に対する支援を行うため特定非営利活動法人として今後活動していくことを希望します。
会 費 (2015年10月現在)
(1)入会金 (2)年会費
・ 正 会 員 (個人) 50,000円 ・ 正 会 員 (個人) 20,000円
・ 正 会 員 (団体) 05,000円 ・ 正 会 員 (団体) 12,000円
・ 賛助会員(個人) 20,000円 ・ 賛助会員(個人) 10,000円
・ 賛助会員(団体) 02,000円 ・ 賛助会員(団体) 02,000円
・ 特別会員(団体) 10,000円 ・ 特別会員(団体) 10,000円
役 員 (2016年10月現在)
・ 理事長 渡邉 旭
・ 理 事 常木 盛雄
・ 理 事 島原 孝
・ 理 事 上田 明
・ 理 事 佐藤 光 (事務局長)
・ 監 事 天野 弘
事務所
〒140-0013 東京都品川区南大井3-20-1-101
TEL 03-3761-6141
FAX 03-5767-0312